グラフ中の赤い色の線は包絡線だ.
グラフの信号ではピークの峰を雲形定規でつないで包絡線を描く.
青い線は多数のピークを持った信号Rand()をプロットした.
雲形定規は横軸のx軸を変数とした関数から描かれる曲線である.
上記のグラフを見てみよう.
たとえばy=x^-2の冪は上記の両対数グラフの赤色の包絡線のようにグラフに表れる.
包絡線を描きうるグラフには信号Rand()に乗積項があり、横軸の変数Xからなる関数が乗積されている.
下記のそれぞれのグラフとあなた自身が見比べ、比較して特徴を捉えてみよう.
見比べの体験ができる.
そして気が付くだろう.
冪が-1から-2のあいだの値をとっているときにだけ、両対数グラフに右肩下がりで直線の赤色の包絡線が表れている.
その特徴に注意してほしい.
右肩上がりの包絡線は、普遍に線形比例でも非線形のべきであろうとも、どこにでもひろく現れるのだが、右肩下がりの両対数グラフに表れる包絡線はいつも冪の負の性質と対応関係を持っている.
エフ分の一ゆらぎの現象に見える包絡線の特徴とはまさにそれだ.
したがってエフ分の一ゆらぎの現象には、どんな現象の場合にも、つねに信号に横軸の変数の関数が乗積されている.
その可能性は実は量子力学の時間摂動の波動方程式にあらわしうる物理現象の全てに存在する.
決して特別な数式ではないが、特別な場合にしかエフ分の一ゆらぎは観察できない.
じつは特別な場合とは確率的物質波の波動に退化分布が起きた時にしか存在できない.
そんな現象がF/1ゆらぎなのだ.